構成と設定

フォームおよび添付ファイルのサイズ制限

関連機能: フォーム

非公開フォームの添付ファイルサイズの上限が添付ファイル 1 つあたり 20 MB ~ 300 MB から 100 MB ~ 500 MB に引き上げられました。これは画像、フィールド、データ、添付ファイルが含まれるすべてのフォームに該当します。
セキュリティ上の理由から、公開フォームについては引き続き既存のサイズ制限 (20 MB ~ 100 MB) が適用されます。

利用例

  • 出張費フォーム: 経費報告書の写真を直接フォームに読み込むことができます。事前にサイズを縮小する必要はありません。

  • 注文リクエスト: 写真を含め、多様なデータをフォームに簡単に添付できます。

メリット

  • 一般的な用途をより適切にサポートできます

  • 使いやすさを強化できます

使用方法

添付ファイルの許容サイズは以前と同様、[ファイルを添付] フィールドで設定します。
非公開フォームの既存値は、バージョン 7.10 への更新時に自動的に変更されません。

インデックステーブル全体に対する必須入力や読み取り専用の設定

関連機能: ファイルキャビネットダイアログ、ワークフロータスク

必須入力または読み取り専用を選択することで、保管ダイアログ、インデックスダイアログ、ワークフロータスクのインデックステーブルをより詳細に設定できるようになりました。

必須入力の場合、テーブルの 1 行以上を正しく入力する必要があります。
読み取り専用の場合、ユーザーがデータの入力・変更や行の追加・削除を行うことはできません。

以前の同様の設定では、テーブルの列に対しては設定できましたが、インデックステーブル全体に対しては設定できませんでした。

メリット

  • [必須] オプションを使用することで、テーブルの未入力を防止できます

  • [読み取り専用] オプションを使用することで、インデックステーブルの編集を完全に防止できます

  • ユーザーのインデックステーブルの操作範囲を正確に定義できます

使用方法

保管ダイアログとインデックスダイアログでは、ダイアログの設定内でオプションを利用できます。ワークフロータスクでは、インテックステーブルの設定で利用できます。

IndextabelleRO

ファイルキャビネットを選択リストのソースに使用

関連機能: インデックス作成の支援

オンプレミスシステムでもファイルキャビネットを選択リストのソースとして直接選択できるようになりました。データベース接続経由での参照は必要なくなりました。DocuWare Cloud では、このオプションがバージョン 7.9 から利用可能になります。

利用例

  • サプライヤーのマスターデータをファイルキャビネットで記録・管理しています。請求書ファイルキャビネットでは、サプライヤー選択リストで会社名を選択できます。

  • コストセンターの番号や名前を記録・管理するファイルキャビネットを適宜使用することもできます。

メリット

  • データを簡単に (再) 利用できます

  • 複数のファイルキャビネット間でデータ (会社名など) を統一できます

使用方法

[インデックス作成の支援] 領域の DocuWare 設定では、このオプションを外部選択リストのソースとして利用できます。

機能権限:すべてのユーザーを表示

関連機能: ユーザー管理

新しい機能権限 [すべてのユーザーを表示] を使用すると、各ユーザーに割り当てられている権限、プロファイル、ロールをユーザーに表示することも、非表示にすることもできます。

利用例

  • システム内の一部のユーザーが、ほかにどのようなユーザーが存在し、どのような権限を持っているのかを表示する権限を持っていない場合、データ保護のコンプライアンスに準拠できます。

メリット

  • データ保護対策の実施を簡素化できます

使用方法

Alle Benutzer anzeigen

以前の動作が変更されないようにするため、バージョン 7.10 への更新時に [既定の組織プロファイル] に権限が設定され、組織内のすべてのユーザーにその権限が適用されます。各ユーザーに設定したこの権限を取り消すには、組織管理者が [既定の組織プロファイル] で権限を無効にし、別の機能プロファイルを使用して他のユーザーに権限を割り当てる必要があります。

ユーザーライセンスをより簡単に割り当て

関連機能: ユーザー管理、DocuWare Cloud

[ユーザー管理] に [ライセンス] タブが追加され、名前付きライセンスやワークフローライセンスを個々のユーザーに割り当てられるようになりました。利用可能なライセンスの残数も表示されます。

利用例

  • 適切なライセンスをユーザーに提供できます

  • 未使用のユーザーライセンス数を表示できます

メリット

  • ライセンスの割り当てを簡素化できます

使用方法

Lizenzverwaltung

[ユーザー管理] の新しいタブを使用すると、ユーザーレベルで設定を行うことができます。ユーザーごとに 1 つのライセンスを割り当てることができます。

エクスポート:新しいファイルエンコーディング形式

関連機能: エクスポート

DocuWare からエクスポートした CSV ファイルを、古いバージョンのサードパーティアプリケーションにインポートしなければならない場合があります。これを変換なしで実行できるようにするため、ファイルエンコーディングで [BOM 無し UTF-8] 形式が使用可能になりました (BOM は Byte Order Mark の略称です)。

メリット

  • 互換性を拡張できます

  • ワークアラウンドの時間を節約できます

使用方法

Export_UTF8BOM_EN

組織設定でオプションを選択すると、結果リストを使用したエクスポートの実行時に適用されます。DocuWare Export では組織設定がデフォルトで適用されますが、後で個々のエクスポート設定を変更できます。
UTF-8 は BOM に依存しないため、BOM を含める必要はありません。BOM が含まれている場合、読み取りアプリケーションで無視されます。