この手順では、Web フォームの下書きを行います。左側のフォームフィールドをダブルクリックして、ビューに挿入します。または、真ん中にドラッグします。
フォームフィールドは自由に配置することができ、長さや幅もマウスで簡単に調整することができます。フィールドは、水平方向に並べることもできます。保存されたグリッド線により、フィールドの高さや幅を簡単に調整することができます。横に並ベて配置されたフィールドについては、スマートフォン上では 1 つずつ縦に配置されます。
プレビューでは、フォームがブラウザーやモバイルデバイスでどのように表示されるかを確認することができます。プレビューでは、フォームにファイルを添付することはできません。
右側にあるフィールド設定を使用して、個々のフィールドを調整することができます。
名前
フォームは、この名前と共に構成の概要ページに表示されます。しかしながら、ユーザーに表示されるタイトルについては、対応するフォームフィールドを使用して定義します。
フォームフィールド
以下のフォームフィールドの中から選択することができます。
単一行のテキスト
複数行のテキスト: 行数は、フィールド設定のフィールドの高さによって制限されます。
数値フィールド
日付: Web クライアントの場合と同様に、ユーザーは日付セレクターを用いて日付を設定します。
チェックボックス: ユーザーは複数のオプションを選択することができます。
複数選択肢: ユーザーはいずれか 1 つのオプションを選択することができます。
ドロップダウン: リストが開き、ユーザーはその中からオプションを選択することができます。
テーブル: 1 つのフォームに対して複数のテーブルを追加することができ、各テーブルの最大列数は 12 です。単一行のテキスト、数値、日付、ドロップダウンが個々の列のフォーマットとしてサポートされています。テーブルは、フォームテンプレートでは現在サポートされていません。
添付ファイル: ユーザーは 1 つまたは複数のファイルをフォームに添付することができます。ファイルの種類と数は、フィールド設定で設定することができます。
署名: このフィールドでは、たとえばユーザー自身がフォームに記入したことを確認するために、マウスやタッチスクリーンを用いて署名を行うことができます。
固定要素: フォームに入力を行うユーザーがこれらのフィールドを変更することはできません。
タイトル
固定テキスト: こういったフィールドは、たとえば複数のフィールドのヘッダーとして使うことができます。
Image: 画像の最大サイズは、5 MB です。PNG や JPG など、Web ブラウザーで表示可能な標準的な画像形式を使用してください。画像要素を持つ Web フォームにフォームテンプレートを追加すると、画像要素は表示されなくなります。
自動番号: フォームはファイルキャビネットに保管されて自動的に連続する一意の番号が付与されるので、明確に識別することができます。
スペース: 空のフィールドを挿入します (モバイルフォームビューではご利用いただけません)。
フィールドの設定
真ん中のフィールドをクリックすると、それぞれのフィールド設定が開きます。
一般的な注釈:
フィールド ID はフィールド名と数字を使って生成され、特に類似するフォームフィールドを他のものから区別するために役立ちます。ユーザーがここに何かを入力する必要はありません。ID は、DocuWare データベースのフィールドではなく、Web フォームのフィールドを参照しています。
Web フォームのフォントには、DocuWare のデフォルトのフォントである Tahoma が使用されています。
フォーム内の必須項目フィールドには、アスタリスク (*) が付いています。
テキストフィールド
フィールドマスクは、単一行のテキストフィールドに使用することができます。マスクは、ユーザーが正しくフォームに入力できるようにサポートします。入力内容がマスクの定義に一致しない限りは、フォームは送信されません。組織のすべてのフィールドマスクは、フォームに使用することができます。新しいフィールドマスクは、「インデックス作成の支援」にある「DocuWare の構成」で作成することができます。
リストを持ったフィールド
複数選択肢、チェックボックス、ドロップダウンリストなどの選択オプションに制限はありません。数字で昇順に並べ替えてからアルファベット順にしたり、またはアルファベットで降順に並び替えてから数字順にしたりすることができます。フォームフィールドに複数選択オプションが設定されている場合には、それらを並列に配置することができます。これにより、ユーザーは Web フォーム内のすべての選択肢をスクロールダウンせずに一目で確認することができます。
単一列の選択リストからのエントリを、ドロップダウンリストの選択オプションとして使用します。これにより、情報の入力にかかる時間を短縮することができます。
テーブル
列: 単一行のテキスト、数値、日付、ドロップダウンという 4 種類のフィールドを使用して、テーブルに最大で 12 列を挿入します。各列は、テーブルに含まれている列の合計数に基づいて自動的に同じ幅が割り当てられます。フォームに記入するユーザーが列をドラッグして拡大や縮小を行うことができますが、これらの変更点はフォームが送信された時点では反映されません。また、フォームに記入するユーザーが列を削除することはできません。
テーブルはフォームの幅いっぱいに表示されます。サイズを構成することはできません。8 列以上のテーブルを扱う場合には、フォームの幅を 1200 ピクセル以上に設定してください。
列の一番左の列が自動的に挿入され、デフォルトで構成不可能な連番が表示されます。この番号を使用すれば、挿入、複製、削除、エントリの削除などの操作を適用する行を簡単に選択することができます。
合計を表示する (数値フィールドを持つ列に対してのみ): このボックスにチェックを入れると、この列に入力されたすべての数値の合計が自動的に算出されます。空のセルは、"0" として表示されます。この合計数は、PDF 出力にも表示されます。行: テーブルあたり最大で 200 行まで配置可能です。テーブルフィールドには、固定数オプションで指定された行数が表示されます。このケースで入力を行う場合、行の追加や削除はできません。最大数を指定すると、ユーザーは情報を入力する際に入力した値まで行を追加することができます。
空の行は、フォームのドロップされた PDF に表示されます。ドロップダウンリスト: オプションを手動または選択リストで入力します。しかしながら、フィールドを用いたフィルタリング機能と単一値の自動入力機能は、テーブルのドロップダウンではまだご利用いただけません。
操作: 動作、検証、計算がまもなくテーブルフィールドでご利用いただけるようになります。
添付ファイル
デフォルトでフォームに添付可能なファイルの種類は、.pdf、.doc、.docx、.jpg、.jpeg、.gif、.png、.bmp、.tif、.psd、.xls、.xlsx、.txt、.mp3、.mp4、.aac、.wav、.wmv、.avi、.mpg、.mpeg、.zip です。ユーザーが PDF のアップロードしか許可されていない場合には、フィールド設定のファイルリストから ".pdf" 以外のすべてのエントリを削除してください。ファイルのアップロードには、以下のような制限があります。
添付ファイルのサイズの合計が 20 MB を超えることはできません。
個々の添付ファイルのサイズは最大で 10 MB までです。
添付ファイルフィールドには、最大で 10 個のファイルを追加することができます。
固定要素
固定要素として配置される画像は、標準で元のサイズで表示されます。表示するサイズを変更したとしても、画像の比率は維持されます。
一意の番号でフォームを保存するには、数値範囲を選択します。あなたがアクセス権を保有するすべてのファイルキャビネットの数値範囲が利用できます。フォームは、送信中に選択された数値範囲から自動的に番号を取得します。
スペースフィールドの下端には常に 1 本の線が挿入されています。
フォームの操作
データをより正確に取り込むには、以下のフォームの操作を使用します。
計算: 計算エディターでは、数値フィールドと与えられた値を組み合わせて計算式を作成することができます。この目的のためには、以下の演算子を利用することができます。
加算/減算
乗算/除算
固定値
左角括弧/右角括弧
DocuWareバージョン7.11の場合:パーセント値の自動計算
計算の結果は、個別の数値フィールドに挿入されます。計算の動作は、Form Designer のプレビュー機能を利用して公開前に確認することができます。
フォームに記入する際は、ユーザーには計算は見えません。ユーザーは計算の一部である数値フィールドに値を入力します。結果は、グレーアウトされた "読み取り専用" フィールドに自動的に挿入されます。
フィールドの動作フォームは、ユーザーの入力に応じてフィールドを表示したり、書き込み禁止や必須項目などのフィールドのプロパティを変更したりします。フォームフィールドの動作は、1 つまたは複数のフィールドでの入力に対応しています。フィールドの動作を定義するには、「フィールドの動作」、「新規作成」の順にクリックします。動作がその内容に依存している 1 つまたは複数のフィールドを選択し、フィールドを非表示、必須項目、書き込み禁止などに変更する条件を構成します。
事前に定義されたフィールドエントリ: フォームへの入力を簡単にするために、フォームエントリをあらかじめ定義することができます。フォームにアクセスすると、たとえば現在の日付やログオンしているユーザーの名前とメールアドレスなどが適切にフィールドに入力されます。必要であれば、フォームの入力中にエントリをカスタマイズすることもできます。
Field validation: 送信前に、フォームフィールドの入力内容の整合性をチェックすることができます。フォームが送信されるのは、エントリが定義されている仕様に一致しているか、または (テキスト、日付、数値フィールドの場合には) 他のフィールドのエントリに一致している場合のみです。この形式の検証により、リンクされた Web サービスを介して行われる外部のデータソースを用いた検証を補完することができます。
フォームのプロパティ
フォームのブラウザーでの最小幅は 600 ピクセルです。入力された値がユーザーのディスプレイより大きい場合、Web フォームにはスクロールバーが挿入されます。また、ブラウザーでフォームが表示される際の背景の色をカラーピッカーまたは 16 進数を利用して選択することもできます。フォームの向き、幅、色は、フォームのデザイン領域に適用されます。
モバイルデバイスのフォームビューには 1 列のビューが生成され、フォームのプロパティは適用されません。
フォームの説明は、DocuWare Forms の概要ページに表示されます。