手順: 事前入力済みのフォームをワークフロータスクとして送信する

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ワークフローを使用してインデックスデータを用いたフォームの事前入力の自動化を実行し、入力の完了を依頼するために事前入力済みのフォームをタスクとして割り当て先に送信します。  

以下の発注書を例として挙げます。 フォームフィールド "依頼者" と "日付" は、あらかじめ定義された項目のみが入力されており、読み取り専用に設定されています。

ワークフローで収集した値をフォームフィールド "サプライヤー""プロジェクト" に事前入力することが目標です。 その後、事前入力済みのフォームリンクがワークフロータスクとして意思決定者へと送信され、"コストセンター" および "連絡先" の値を使用してフォームへの入力を完了します。 その後、意思決定者はそのフォームを送信します。

以下の手順で、Web ベースの Workflow Designer で事前入力をワークフローとして設定します。

  1. 新しいグローバル変数を作成します。 これは、データの割り当てアクティビティおよび Web Client のタスクダイアログのデスティネーションとして使用されます。

  2. 変数は、例として "PFFormURL" と命名します。

  1. 種類 "データの割り当て" のアクティビティをワークフローに追加します。

  2. 最初の割り当てを追加し、次に "データ割り当て" を開きます。

  3. "デスティネーションの種類""グローバル変数" に設定します。

  4. 最初のステップで作成したグローバル変数をデスティネーション項目として選択します。 ここでは、PFFormURL です。

  5. "ソースの種類""式" に設定します。

  6. 以下の説明に従って式を設定します。

式の記述方法

基本的な数式を用いて式を記述します。  

システム変数 "組織のドメイン" を先頭に記述し、続いて事前入力するフォームの URL を記述します。

フォームの URL パラメーターは常に同じ方法で構築され、その形式は /formsweb/ にフォームのタイトルと "?" そして "pf=on" を 続けたものです。 タイトルが複数の単語で構成されている場合には、ハイフンを追加します。

/formsweb/あなたのフォームの名前?pf=on

ここから、変数、インデックスフィールド、関数を組み合わせてパラメータの作成を開始することができます。  

ワークフローで収集したデータを用いた事前入力が必要なフィールドについては、そのフィールド IDインデックスフィールド、およびConvertToURLString 関数を使用してパラメーターを作成します。

たとえば、フォームフィールド "サプライヤー" にインデックスフィールド "会社" の値を事前入力するには、"サプライヤー=” & ConvertToURLString(会社) と入力します。

読み取り専用の事前定義項目を含むフィールドの処理方法

事前入力済みのフォームフィールドを読み取り専用にする必要がある場合には、フィールドの設定内で該当するチェックボックスを使用します。 チェックボックス "読み取り専用" はフィールドに事前定義された項目がある場合にのみ表示され、値が無条件で読み取り専用に設定されることを保証します。 これは、その値が URL に表示されず、編集もできないことを意味します。

ただし、DocuWare Forms で事前定義された値が読み取り専用に設定されていない場合や "動作" オプションを使用して読み取り専用に設定されている場合には、ワークフロー式の中でそれらを明示的に指定する必要があります。 URL でそれらを指定しない場合、フォームリンクのフィールドに事前入力は行われません。 以下の画像ではその一例が示されています。赤枠でマークされているパラメーターを参照してください。

注意: この方法は、値が URL 上で編集可能な状態のまま残されるため、推奨されません。 フィールドの設定内のチェックボックスを使用してフィールドを読み取り専用に設定することをお勧めします。 これにより、式内の "依頼者" と "日付" の 2 つのパラメーターを完全に削除することができます。 値が URL に表示されることはありません。

この場合、実際の例における最終的な式は以下のようになります。

  1. 種類 "タスク" のアクティビティをキャンバスに追加します。

  2. "方法" > "ダイアログ" の順に選択します。

  3. "ディシジョン" に移動し、最初のディシジョンを追加します。

  4. ディシジョンで最初のフィールドを追加するには、"ダイアログ" タブに移動します。

  5. フィールドの種類としてオプション "リンク" を選択し、"事前に定義された種類" > "グローバル変数" の順に選択します。

  6. グローバル変数 PFFormURL事前に定義されたソースとして入力します。

ワークフローがトリガーされると、意思決定者には事前入力済みのフォームリンクが含まれたタスクが送信されます。 意思決定者は残りの "コストセンター" と "連絡先" フィールドに情報を入力し、入力が完了したフォームを送信します。