まえがき

電子署名により、デジタルドキュメントの信頼性を確保することができます。電子署名を使用してデータをドキュメントに追加することにより、そのドキュメントの信頼性と整合性が担保されます。電子署名のセキュリティレベルに応じて、暗号化、認証の種類、署名証明書に関する要件が異なります。

セキュリティレベルと署名手順の詳細については、電子署名ホワイトペーパーを参照してください。

DocuWare を使用すれば、複数のセキュリティレベルで電子署名を実装することができます。単純な電子署名の例としては、ドキュメントで使用される署名付き DocuWare スタンプなどがあります。DocuWare は外部の署名サービスプロバイダーと協力して、高度で品質の高いセキュリティ技術を使用したデジタルドキュメント用署名インフラの提供に取り組んでいます。

DocuWare 署名サービスは、外部の署名サービスプロバイダーに接続するためのインターフェースであり、ワークフローアクティビティに統合された Web サービスでもあります。そのため、DocuWare ワークフロー内のドキュメントを外部の署名サービスプロバイダーに送信することができます。ドキュメントを受け取ったサービスプロバイダーは、署名者の身元情報を確認し、署名済みドキュメントと署名証明書を DocuWare に返送します。

DocuWare 署名サービスをワークフローに統合する作業は、DocuWare パートナーが行います (直接顧客の場合は、DocuWare Professional Services 担当者が行います)。詳細については、DocuWare のサポート窓口に問い合わせてください。

設定方法

電子署名用のワークフローと各種コンポーネント (ファイルキャビネットなど) は、事前に構成された「DocuWare for Electronic Signature」というソリューション内ですでに設定されています。外部のサービスプロバイダー、顧客、パートナーなどに署名用のドキュメントを転送することができます。追加の構成を行う必要はありません。このソリューションは、バージョン       7.4 以降の DocuWare システムですぐに使用することができます。詳細については、DocuWare のサポート窓口に問い合わせてください。