DocuWare 署名サービスが提供しているようなクラウド署名は、ドキュメントの管理とワークフローにクラウドシステムとオンプレミスシステムのどちらを使用しているかに関係なく使用することができます。クラウド署名という用語が使われているのは、DocuWare Cloud のような署名サービスが、Microsoft Azure データセンターでホストされているからです。DocuWare 署名サービスと同様のクラウド署名を使用すると、ドキュメントの安全性を確保できるだけでなく、法令も遵守できます。
データセキュリティ: 安全性の高い暗号化プロセッサを使用した署名プロセス
企業はこれまで、ハードウェア暗号化モジュール、スマートカード、カードリーダーなどの必要なハードウェア (署名作成デバイス) が自社の管理下にある場合にのみ、適格電子署名を作成することができました。
今日では、安全な署名作成デバイス (SSCD) は署名サービスプロバイダーによって管理され、署名サービスプロバイダーが署名作成者の証明書とキーを保管および適用しています。これらのプロバイダーはインターネットを介して安全性の高いクラウド署名プラットフォームを提供し、企業、公的機関、または個人がドキュメントに署名できるようにします。
実際の署名プロセスは、署名サービスプロバイダーが安全なクラウドサーバーインフラストラクチャで運用しているハードウェアセキュリティモジュールで行われます。ハードウェアセキュリティモジュール (HSM) は、署名とソフトウェアキーを保護する特別な暗号化プロセッサです。
DocuWare と連携している署名サービスプロバイダーは、暗号化モジュールの U.S. FIPS 140-2 レベル 3 標準を満たす HSM を使用しています。
データ保護: お住まいの地域にデータを保管
署名データには個人データや機密データが含まれています。このため、署名プロセスの実行時を含め、署名データはデータ保護法が適用されるデータ保護領域内に保管する必要があります。この課題には DocuWare と連携している署名サービスプロバイダーが対応します。
Validated ID は、アイルランドとオランダにある安全性の高いデータセンターを使用しています。これらのデータセンターは EU 一般データ保護規則 (GDPR) に準拠しています。また、英国の顧客向けに英国のデータセンターも使用しています。そして、アイルランドのデータセンターは、米国やAPACなどの地域の顧客向けに使用しています。
DocuSignは、米国、EU、オーストラリアの複数の安全性の高いデータセンターを使用し、署名サービスを提供しています。顧客に最も近い地域のデータセンターを使用します。